すでにTwitterやFacebookで散々吹聴して回ったあとですが(笑)、大事なことなのでここでもう一度言わせてもらいます(言い過ぎですみません)。
昨日(2015/06/21)はプロカメラマンの藤田一咲さんがお客様でした。藤田さんについては著作もたくさんおありですので、ご存知の方はご存知かと思います。
ハッセルブラッド、フィルムを好まれる「写真家」という印象でしたが、伺ってみるとお名前の出ない商品撮影やカタログ写真のお仕事もたくさんされているようで、ご本人さんは「カメラマン」を自称されておられます。
オーナーである私はお客様が撮影している間は、1階の台所近くのスペースにずっとおります。1階の撮影時には必然的に撮影の状況を見ることがあります。見るとはいえ、私は撮影に関係のない人物ですからそばについてジッと見たり、ずっと見ていることはありません。オーナーという立場上、撮影に支障が出ることがないか、ものを動かしたりするときにはお手伝いしたり、人手がいるときには駆けつける、ということをいち早く察知するのが役目だと思っています。ほとんどは交わされている会話の内容、物音などから状況を読み取り、目を向けることはほぼありません。撮影者よりもモデルさんが萎縮してしまわれるといけませんので。
そんな状況ではあるのですが、こうしているといろいろ勉強できることがたくさんあります。いつもTwitterで「楽しい、楽しい」と言っていますが、限定的とはいえ、学べることが多くあるので本当に楽しいのです。
昨日は特に多くのことを学べました。プロの撮影を間近に見た(前述の通り、ほとんど見てませんから、感じたと言ったほうが正しいかもしれません(笑))のは初めてでした。
これもすでにTwitterでツイートしましたので、簡単にまとめると、
- 時間中ほぼ撮りっぱなしの集中力
- 撮影のストーリー性
- 光に超敏感
という感じです。
ちょっと補足すると、集中力に関してはモデルさんも負けていないところには脱帽でした。
撮影のストーリー性は、私が感じれるくらいに無理なくわかりやすく、モデルさんもスッと入っていける易しいストーリー。そしてあっちを撮ったりこっちを撮ったりせず、きちんと順序立てて丁寧に撮影をおこなっておられたように思います。
あと、ひと晩明けて思ったのは撮影テンポ。たぶんご本人にしてみれば染み付いた自然なテンポなのかもしれませんが、わたしなりに分析してみると、モデルさんが移入しやすい優しいテンポ、かつ撮影のキモとなるポイントが非常にわかりやすいテンポだったように思います。
撮影しているところを見れないのがすごくもどかしいのですけど、聞こえてくるもの、雰囲気や持ち物などから勉強できることも多いので、本当にすごく楽しいのです。
こうして勉強したことは今後のお客様へのアドバイス等でお役に立てることがあるかもしれません。
役立つオーナー、使えるオーナーを目指します(笑)